三泗地域協議会 2026/08/03
平和と共生について学ぶ  「ウトロ平和祈念館」(宇治市)を訪問 

「ウトロ平和祈念館」と参加者の皆さん

 8月2日(日)、三泗地協国際平和を考える部会主催の研修を実施しました。
 「ウトロ」とは、宇治市内にある地名で、戦中に「京都飛行場建設」のために日本政府から在日朝鮮人が集められ過酷な労働を強いられ、終戦によりその場に使い捨てのように放置されたものの、数々の闘いの中で励まし助け合いながら生きてきた皆さんが居住する地区です。
 この「祈念館」は、2022年に開館し、現在も国内外から差別の歴史を学ぶ場所として多くの人々が訪れています。3階建ての館内に展示されている写真や説明では、過酷な差別と貧困、また劣悪な衛生環境の中で、日本社会から「置き去り」にされ、「なぜこんな思いで暮らさなければならなかったのか」と怒りとともに、この間の強制撤去問題にも屈せず、地元を中心とした多くの日本人支援者が支え、ついに行政や日韓政府も動かし、ウトロのまちづくりが進んできた現状を聞き感動しました。また、隣の跡地には2棟の市営住宅が建設、良好な生活環境が整備され、約60世帯約100人が暮らしていることを聞きました。
 人として生きる尊厳や生活を守りぬいた人たちの姿に強く心を揺さぶられ、差別はどれほど相手を深く傷つけるのかを改めて感じるとともに、平和の大切さ、ともに生きて出会うことの素晴らしさをかみしめながら、これからの取り組みに活かしていくことを強く感じました。

展示室、「私たちはウトロで生きつづける」旗が印象的
新しい市営住宅での説明
ページトップへ戻る