三泗地域協議会 2023/07/31
CO2排出ゼロ発電に挑戦する碧南火力発電所での研修を実施

 当地協の部会「三泗エネルギー研究部会」で、7月26日に日本最大で世界最大級の規模を誇る愛知県碧南市にある碧南火力発電所の研修会を実施しました。
 当発電所に併設されている電力館「へきなんたんトピア」において、大型映像による石炭火力発電の仕組み等館長による概要説明、バスに乗車し担当スタッフの説明を聞きながら、発電所外周を回り、タービン建屋内でのタービンの様子を、広大な敷地の貯炭場では展望ステージより石炭船からのベルトコンベアへの運搬・払出等各施設の見学を行いました。
 発電時に発生する窒素酸化物・ばいじんや硫黄酸化物の除去と石炭灰の有効活用、排水の浄化、バイオマス混焼発電、景観に配慮した設備デザイン等、環境(空気・海・地球環境)を守る様々な対策がしっかりと講じられていることに感心しました。
 また、当発電所では、現在燃焼時にCO2を排出しない「アンモニア」を燃料の一部に利用する世界初の混焼技術の実証事業に取り組んでおり、今年度中にも大規模な実証試験が開始される予定であり、早ければ2027年にも本格稼働を目指しており、非常に注目しているところです。
 今後もカーボンニュートラルに向けた脱炭素化への取り組みに学びながら運動を展開していきます。

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