6月12日、国民運動検討委員会では、令和6年能登半島地震を受け「防災・減災」をテーマに視察学習会を開催しました。
まずは長島町にある「輪中の郷」を訪問し、伊勢湾台風の歴史について学習しました。伊勢湾台風とは1959年9月26日に紀伊半島から東海地方中心に甚大な被害をもらたした台風で、死者・犠牲者が5,000人を超えており、長島町は人口8,700人のうち383人が死亡しています。輪中の郷では、施設見学をはじめ当時の被害状況をDVDやスライドで見て、65年前の体験談などを交えながら聞かせていただきました。
その後、桑名市総合福祉会館にて、伊勢湾台風のつどい語り部の伊藤清文さんから65年前の体験談を聞き、「自分の身は自分で守ることを忘れないでください」と教えていただきました。
最後は、「連合・愛のカンパ」地域助成対象となった「NPO法人 太陽の家」より活動報告を受けました。三重県で初の子ども食堂を開催し、子どもの居場所づくりや子どもの生活支援など、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供する取り組み報告を聞かせていただきました。
災害はいつしか風化されてしまいがちです。今回、国民運動検討委員会では三重県内で起きた災害について学び、歴史を忘れることなく周囲の人へ伝えていくことを確認しました。