11月9日、三重県勤労者福祉会館でみえ災害ボランティア支援センター主催、三重労使会議(連合三重・三重県経営者協会)共催で「防災セミナー」を開催しました。103名(うち連合三重から57名)が参加。まず基調講演では、岩手県山田町観光協会事務局長の湊さんから「東日本大震災 産業の復旧・復興について」の演題で、被災直後や現在の状況、復興計画などについて講演を受けました。
その後、ボラパック9便リーダーの永原さんから、ボランティア活動報告を受けました。また、会場とのフリーディスカッションでは、経営者側から「企業にはビジネスリーダーが不可欠。ボランティアに参加することで視野が広がり、企業の活性化につながる。そのためにも、ボランティア休暇の整備、地域防災への貢献、災害時の従業員安全確保などに努めていきたい。」と発言がありました。
最後に講師の湊さんから「家や建物は再生できるが命は再生できない。私たちは防災に強いまちづくりと、忘れかけていた総合扶助の精神を後世に語り継いでいかなければならない責務がある。」と、参加者への熱いメッセージで締めくくりました。
会場内には山田町の被災時のパネルを展示。改めて大規模災害を目の当たりにし、忘れかけていた災害の危機感を確認しました。