7月14日、三重県生涯学習センターにおいて、構成組織や地協、単組の代表者や政治担当者など53名の参加を得て政治学習会を開催しました。この政治学習会は昨年の8月に続く2回目で、今回は労働組合における政治活動をテーマに開催しました。
冒頭、西日本豪雨災害で犠牲になられた方への哀悼の意を込めて、黙とうを行いました。
まず、主催者代表では連合三重政治センター長でもあります吉川会長より、「6月29日に働く者のための法案にも関わらず、私たちの声が反映されないまま『働き方改革関連法案』が可決、成立した。私たちの推薦する議員とともに政治・政策活動を進めるためにも、組合員に対して政治活動の必要性を理解していただくようお願いしたい。」と挨拶しました。
続いて、公益財団法人富士社会教育センター東海事務所 事務局長の作山 徹さんより「労働組合における政治活動について」の演題で、労働組合としての政治活動や来年3月1日から施行される公職選挙法の改正、ネット選挙解禁による変更点など、ディスカッションを行いながら講演を受けました。
その後、6グループにわかれて「政治活動の活性化をめざして」のテーマでグループワークを行いました。内容は、①直近の選挙結果(国・地方)についての現状認識、②政治・選挙活動について組合員の理解と協力の現状、③労働組合としての課題認識、④組織内議員の必要性を理解してもらうための取り組み、⑤直近の選挙(地方選挙・参議院選挙)に向けての取り組みの現状、⑥勝つための選挙に向けて重点的に取り組んでいきたい活動、についてそれぞれの組織の取り組みや課題解決に向けてディスカッションを行いました。90分間のディスカッションの後、各グループから討議内容の発表を行い、課題や取り組み内容の共有を図りました。
最後に、伊藤事務局長からグループワークに対する講評を行いました。今回、若年層の政治活動への参加、労働組合が政治活動に取り組むことについての理解を求めることや組織内議員の必要性、組合員以外へのひろがりなど、さまざまな課題が出され、このことを受けて連合三重では、労働組合における政治活動の必要性について組合員の理解を求めながら、政治活動の展開を進めていきます。