2015/05/18
東海ブロックで人権学習を行う

5月11日、あま市人権ふれあいセンターで部落解放共闘東海ブロック研修会が開催され、東海3県(愛知、三重、岐阜)の部落解放共闘会議から33名が集結して、解放運動とその課題について学習しました。連合三重から国民運動検討委員会委員を中心に、13名が参加しました。

まず、地元の甚目寺支部における解放運動の足跡について、支部結成に至る経緯から地域住民の命と財産を守るために護岸工事やポンプ場、住環境整備をはじめ、人権教育や愛知県内初の「人権尊重のまちづくり条例」制定などについて説明を受けました。

その後、地域内にあるレンダリング工場の視察を行い、食肉処理場や加工場からの畜産副産物を「命をつなげる」リサイクルカンパニーとして、命への感謝の心を忘れずに取り組んでいることを見て学びました。また、あま市栄地区内のフィールドワークでは、海抜0メートルにある団地内に建てられポンプ場や公園、火葬場などの説明を聞きながら見学を行いました。

意見交換では、差別の実態把握とその対処について、また次の世代への運動の継承について意見が出され、それぞれの立場で正しいことを伝えていくとともに、行政への問題提起など、粘り強く啓発活動を進めていくことが確認されました。


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