1月14日、国民運動検討委員会で19名の参加を得て、2011年9月に紀伊半島大水害(台風12号)で被害を受けた被災地「熊野市」「紀宝町」の視察会を実施しました。
今回は紀南地協のコーディネートによる視察会で、まずは紀宝町の「飛雪の滝」を視察。道中には被災後1年4か月が経過して災害復旧が進められ復興のきざしが見え始めているところもありました。その後、紀宝町社会福祉協議会へ行き、災害翌日から開設したボランティアセンターの今日までの取り組みや、今後の課題などについて学習しました。
次に熊野市井戸町瀬戸地区を視察。曲がったままのガードレールや、河川には大量の流木や大きな石が散乱したままの状態が見られ、本当に現況復帰できるのか、住民の安全面なども含めて、さまざまな思いがよぎった視察となりました。
最後に、紀南地協の取り組み報告を受け、地域に根ざした連合運動が重要だと改めて感じることができました。
参加者からは、「災害を風化させてはならない」「被災地に寄り添う支援活動の継続が必要」などの声もいただきました。引き続き、継続的な復興支援活動など、これから国民運動委員会として私たちができることを話し合い、今後の活動へつなげていきたいと思います。